藤娘 (ふじむすめ) 更新日: 2009.07.17 |
長唄、作詞:勝井源八、作曲:四代目杵屋六三郎
文政九年(1826)、江戸中村座初演
元禄時代の土産品であった大津絵から抜け出した若い娘が、舞台いっぱいの藤の花を背景に、篠笛入りの優美な曲調の中で、あどけない町娘が酒に酔いしれ、男への恋心を表現する曲です。近江八景を読み込んだ歌詞でクドキ、藤音頭での色っぽい酔態、後半は手踊り、など変化に富んだ構成になっていて、 藤でいっぱいになった華やかな舞台に負けない楽しさを持っています。
第九代目三津五郎お家元にお稽古をつけてもらった最後の舞踊です。また、私が初めて国立劇場の舞台、そして新春舞踊大会に参加した初めての作品でもあります。
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