羽根の禿 うかれ坊主 (はねのかむろ) (うかれぼうず) −ひきぬき−
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羽根の禿:長唄。作詞:初代瀬川如皐、作曲:初代杵屋正次郎。初演:天明五年(1785)江戸・桐座。
うかれ坊主:長唄。清元:二世桜田治助、作曲:三世岸沢古式部。初演:昭和4年(1929)東京歌舞伎座。
前半の羽根の禿は、江戸の初春,吉原の廓の門口で,禿が羽根つきをして無邪気に遊ぶ風景を描写したもので、年の頃なら5〜6歳ぐらいの女児という役どころです。それから急転して30歳代の願人坊主(坊主のなりをしてちょっとした芸を見せていた物乞い)が派手な色もののふんどしに黒の法衣という滑稽な半裸姿の着ぐるみでまぜこぜ踊りを演じます。
「第94回女流名家舞踊大会」(国立劇場大劇場、主催:東京新聞 平成31年2月9日)にてご披露いたしました。
東京新聞社が催す国立大劇場での舞踊会に出演すること連続第14回目となります。今回は羽根の禿から引き抜きでうかれ坊主に、というひとり二役の趣向に挑戦させていただくことにいたしました。当日最後の演目となっております。
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