角兵衛
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初演文政12年9月12日。
江戸時代、正月の街頭の風俗舞踊。 田舎から出てきた角兵衛獅子(雅)と江戸育ちのいわゆる小股の切れ上がった粋な鳥追(坂東智和さん)という男女の踊り。
花道に獅子頭をかぶり太鼓を胴につけた角兵衛と三味線を抱えた鳥追の二人が登場します。顔見知りが道でばったり行き会ったという設定です。本舞台に移り、角兵衛は獅子舞の振りで舞い始め、互いに二人がかわるがわる身の上話をし合うという内容。「籬のすががき」からガラッとハデになり、廓の描写となり「おや、聞いたようだよ」と鳥追が絡み、お決まりの渡り拍子。「柴田五万石〜」は馬子唄となり、馬上に乗せた客と馬を引く馬子の両方を表現します。団扇太鼓を持って越後七不思議を詠み込まれた節で踊る題目踊りで盛り上げます。
今回は三味線を人間国宝の常磐津英寿先生が弾いてくださいました。
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