坂東 雅:演目ご紹介


 

喜撰

(きせん)

 

 

 

 

更新日:2020.03.01

 

 

 

 

 

 


長唄。作詞:松本幸二、作曲:十代目杵屋六左衛門。初演:天保2(1831)年3月江戸中村座。

主人公の喜撰法師は百人一首の「わが庵はみやこの辰巳しかぞ住む 世をうぢ山と人はいふなり」という一首でも有名な高僧ではあるものの、桜の枝をかついだ飄々とした姿で登場し、茶汲み女のお梶に茶目っ気たっぷりにふざけかかったりしますが、お梶(実は小野小町という設定)は粋な素振りで喜撰法師を体良くかわして去っていく、という筋立てとなっております。


「第95回女流名家舞踊大会」(国立劇場大劇場、主催:東京新聞 令和2年2月16日)にてご披露いたしました。

東京新聞社が催す国立大劇場での舞踊会に出演すること連続第15回目となりました。今回のお梶役は以前にもこの会でご一緒したことのある花柳雅愛さんにお願いいたしました。主人公の喜撰法師は高僧でありながら、茶汲み女のお梶に色目を使うという設定であり、上半身は男性でありながら下半身は女性っぽく、という難題のお役目でした。もともと坂東流お家元(三津五郎家)の代々が大切にしていらした踊りとうかがっております。


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