坂東 雅:演目ご紹介


07年09月「猩々」

猩々(しょうじょう)

更新日:2007.09.24

 


義太夫。

能楽「猩々」にもとづいた舞踊。 親孝行の酒売り(坂東友女香寿)が酒を売っていると夜な夜なやってきてはどんなに飲んでも酔わない客があり、尋ねると自分は海からやってきた猩々(雅)であるという。猩々は酒売りから酒をつがれ、上機嫌で踊った後、「汲めども尽きぬ酒瓶」を酒売りのもとに残して海中へ戻ってゆく、という親孝行を愛でた松羽目物。

猩々というと類人猿、ことに赤毛のオランウータンが連想されますが、この舞踊の猩々は海の生き物、どうも長寿の亀が妖精となったものをイメージしているようです。最後に花道を「波に乗りながら」帰って行く様はまさにそれを表現したかったのですが、ごらんになられた皆様はいかがうけとられたでしょうか。

坂東友女香寿(ゆめかず)さんとは初共演ですが、よい舞台をめざしてがんばりました。


第42回推薦名流舞踊大会(国立劇場・大劇場、主催:東京新聞社、平成19年9月23日)にてご披露いたしました。

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