頭痛に悩まされている人は非常に多いものと思われます。しかし、たいていの方が市販の頭痛薬で我慢してしまっているのが実状ではないでしょうか。
頭痛は、かならずしもひとつの病態ではありません。ですから、きちんとした診断を受け、ひとりひとりに適した治療法を見つける必要があります。
では、頭痛はどのような病態で起こるのでしょうか。
きちんとした診断は神経内科のある診療所・病院でお受けになるのがよいと思います。
また、脳のCTやMRIなどの画像検査もなるべくお受けになった方が「医師すらも想定し得なかった異常」を発見するチャンスとなります。
片頭痛に対する有用な効果を持つ薬剤(トリプタン系薬剤)のうち、注射薬が平成12年厚生省で認可され、いくつかの医療機関で緊急投与が可能になっています。また、平成13年8月にはこの系列の内服薬(ゾーミッグ、イミグラン)が使用できるようになり、治療の選択肢が増えることになりました。現在はこのトリプタン剤は注射薬1種の他、内服薬4種、点鼻薬(注射薬に近い効果を有します)1種が使用でき、諸外国と同等の片頭痛治療ができるようになりました。
最近市場に現れた新世代抗うつ薬(SSRI、商品名ルボックス・デプロメール、パキシル)は、片頭痛と緊張性頭痛に対し発症予防効果があります。また、片頭痛が続くとき、痛みと痛みの間に服用する薬剤も重要で、ドクターによって違いがありますが、カルシウム拮抗剤・βブロッカー・三環系抗うつ剤・精神安定剤・漢方薬などが使用されます。
さらに、「片頭痛」と思いこんだおられても実際には「緊張性頭痛」だったり、両者がまざりあった「混合性頭痛」だったりする場合が多いのも事実です。当院では、じっくりとお話を伺い、(来院されたときに頭痛がなくても)お体を拝見し、必要な検査があればご説明をしてひとりひとりに最適な頭痛治療をご提供できます。
従って、頭痛に悩んでじっとしておられる方は、思い切って一度ご来院下さい。なお、院長は日本頭痛学会の認定頭痛専門医です。
平成17年10月、京都国際会館で国際頭痛学会(IHC2005)が催されました。この際のレポート(院長ブログに掲載)を改めてひとつのページにまとめておきました。ブログをご覧にならなかった皆様、どうぞご覧ください。
●当院の頭痛関連ページ
片頭痛薬の登場(2001.6.28)
片頭痛薬は本当に効くのか?(2002.10.11)
トリプタン剤登場以後の片頭痛治療成績:第20回江戸川医学会発表(2002.11.10)
頭痛 update 2004:江戸川区医師会検査センターニュース(2004.09)
国際頭痛学会(IHC2005)レポート(2005.10)
●頭痛関連サイトのご紹介
頭痛大学:温知会・間中病院院長の間中真也先生による頭痛解説のページ。日本の医療関連ホームページの先駆けでもあります。
頭痛医療機関サーチ(Dr.ナビ):頭痛診療のできる医療機関を検索するページです(当院も掲載されています)。
SheSmile.net:女性向けの頭痛に関するページ。ソフトな内容でわかりやすく頭痛の知識が得られます。
アディタスジャパン(アストラゼネカ):片頭痛の問診表の標準化をめざしています。頭痛に関するリンクも充実しています。
スッきりんのバイバイ頭痛講座(ファイザー):これも頭痛に関するページ。
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