目々澤醫院 Daily News & Comments

 

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Jan-Mar 2004

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2004.03.31(水)

早いものでもう3月が終わります。明日からは健康保険の点数改正があり、また新しい消費税の表示方式となるための変更もしなければなりませんでした。スムーズに移行できるとよいのですが。

前回3月10日が最後の介護認定審査委員会と思っていたところ、イレギュラーの分が入ってしまい、本日無事にその任を終えることが出来ました。最近の方式だと無駄な時間は取られずに済みますが、イイ意味での「余計な討論」が出来ず、キカイの決めてきた介護度を追認するのが主体のようになってしまっていました。これが、表向きの辞任の理由。ホンネは、「疲れた」ということです。他の委員の皆様、区の職員の皆様お世話になりました。

その他3つのイベントがありましたが、ひとつは来月になってからお披露目できる予定です。もちろん、3月分のレセプトは完成しており、あとはスタッフ任せの取り纏めを残すのみです。あー、診療はないのによく働いた1日でした。

2004.03.29(月)

江戸川区医師会の夜間診療所の準夜を済ませてきました。カゼの谷間らしく、患者さんも少なく、のんびりとお仕事できました。看護婦の田中朋子さん、明るい笑顔で支えていただき、ありがとうございました。

2004.03.28(日)

 Haydå, Sabine. Tusen tack!!

今夜はスウェーデン大使館科学技術部門に永年お勤めになり、このたびご主人のフレデリクさんの故郷、フランスへ移ることになったサビーネさんとお食事をとってきました。彼女にはしばらくの間スウェーデン語のコーチをお願いしていたこともありました。これにて日本でのお仕事もおしまい、ということで寂しさもひとしおです。どうぞお元気でお過ごし下さい。

2004.03.25(木)

春休みが始まったせいか、お子様たちが多かったようです。頭痛の初診・再診の方々も普段より多くみられました。ただし、学会でさわがれているほどにはホンモノの片頭痛の患者さんは多くないのではないかと思います。頭痛の患者さんたちは、ネットで調べてご自身で判断した上で、当院を検索して来院された方々もおられました。そればかりでなく、当院では、待合室でPower Pointで作成したレクチャーのプログラムを流しており、その中に慢性頭痛疾患のポイントを提示してあるため、頭痛で来られた患者さんたちはたいていご自分で診断がついてしまっているようです。

そんなに待合室で長い時間お待たせしないよう予約制を取れば、とは思うのですが、そうした予約でお年寄りの「フイにおとずれたい」という意欲をそいでしまうのが怖くて踏み切れません。小児科専科の診療所は予約制の導入が楽そうでいいな、と思います。なにせほとんどのクライアントがケータイ電話をお持ちで、メールなどでのアクセスを当たり前のように使えるのですから。きっと、ウチのようなお年寄り・お子様ごちゃ混ぜの診療をしているところはどんどん取り残されていってしまうのかも知れません。

ぜんぜん別の話題。SARS用の隔離診療室のアイディアを使わずに済んだことを感謝します。昨年夏の頃には、今冬のインフルエンザシーズンまでに庭先のガレージにSARS用の隔離診療室となる掘っ立て小屋を建てようかと考えたこともあったのです。

2004.03.24(水)

中小岩小学校の卒業式がありました。本年度の卒業生は58名(昔ならひとクラス分ですね)、最後の卒業証書は第8899号でした。式の終了まで天気がもったのは何よりでした。校医として6年生と接した健診などの時とはうってかわってしゃきっとした様子は、さすがにこれから中学生になる自覚がさせるものかもしれません。皆さん、おめでとう。

夜は、この4月からの健康保険改正の講習会でした。今回はこれで数回のようなマイナス改正ではなく、±ゼロ改正ということですが、まだ診断技術や一回の外来所要時間に対する評価は組み込まれません。前回理学療法と一緒にされた介達牽引が復活したのは整形外科の診療所にとっては何よりだったようです(こうなってみると、噂されていた前回改正の時、整形外科の委員がさぼっていたというのはやはり本当だったような気がします)。

2004.03.22(月)

また、真面目に仕事を再開しています。15・16日にご来院された皆様、休診していて申し訳ありませんでした。

20日にあった獨協医大同期生会に出てきました。写真のメンバーは1〜3年生の間、生物や化学の実習のグループです。20数年ぶりに揃いました。なお、当日公開された同期生のホームページは下記のとおりです。それぞれ、個性が出ています。

伊吹クリニック

秋山小児科医院

佐久間記念クリニック

メンタルクリニック石神井公園(高田君)

高野耳鼻咽喉科クリニック

岩間こどもクリニック

2004.03.10(水)

日本医科大学付属病院(千駄木)・東京医科歯科大学医学部附属病院・江戸川病院に入院しておられるかかりつけ患者さんたちのところへお見舞いに行ってきました。千駄木で出会った第二内科の現役の先生たちには「マメですねえ」と言われましたが、マメでいられるウチが花です。

本日は江戸川区介護認定審査委員会があり、しばらく委員を辞めることにしたため最後のお勤めとなりました。54+1件の審査でした。

みやび歯科(兼自宅)は今、お色直しの最中です。

2004.03.05(金)

「会話は出来るものの右半身にマヒ」元巨人軍監督の長嶋茂雄さんのニュースは瞬く間にひろがりました。今日の外来でも、(特に北総病院の患者さんは脳血管障害の方々が多いだけに)「私の脳梗塞とどう違うか」「長嶋さんは退院したら私と同じように納豆が食べられないクスリを始めるのか」「何か特別なクスリで治療しているのか」など、いろいろな質問がでてきました。詳細はいずれ明らかになると思いますが、脳卒中治療にあたる医師として、また、幼い頃からの長嶋ファンとして、1日も早い回復を待ちたいと思います。

→当院の脳卒中関連ページへ

2004.02.29(日)

昨28日、エーザイの片頭痛治療薬「マクサルト」新発売記念学術講演会に出席してきました。メインの講演はオランダ・ライデン大学のフェラーリ教授で、(1)メタ解析(過去に発表されている研究の結果を用い、理論的な問題を要約・統合・再検証するというアプローチ方法)により現在発売されている片頭痛治療薬を横1列に評価する演題と、(2)片頭痛の頻度が増すとMRIにおいて脳梗塞類似の病変が出現することがあるという報告でした。なかなか面白いプレゼンテーションでしたが、どうも「太鼓持ち講演」的な要素がありました(結果がそうだったから仕方がないかも知れません)。僕自身の患者さんたちからのフィードバックとしては新世代の片頭痛治療薬(トリプタン製剤)は、患者さん自身との相性があり、どれがイイと一概に決められないというのが持論です。

この会では、ルンド留学時代に慶応大学より別の研究室に来ておられた鈴木則宏先生(現・北里大学内科教授)にお目にかかれました。先生が座長をされた片頭痛の基礎的研究の演題2題は非常に面白く拝聴しました。

2004.02.25(水)

東邦大学付属佐倉病院で開催された、第2回北総頭痛研究会に出席してきました。同院副院長で小児科助教授・舘野先生の小児の頭痛についてのご講演にはいろいろと参考になるところがありました。特に、「緊張性頭痛が小児の頭痛の大半だが、筋緊張が主体のものと精神的緊張が主体のものでは最初の一瞬で見分けをつけて『じっくり』いくか『最初にどっと和ませる(ice braking)』でいくかを決める」と言う下りはなかなか小児専門のいいところをついている、と納得しました。個人の経験的には、成人の緊張性頭痛はどうも両方が混じっているタイプが主体のようです。しかし、考えてみると同じ緊張性頭痛の患者さんに対しても自分では気付かないうちに同様に『じっくり話して納得させて』いる場合と『冗談交じりになごませて』いる場合に分かれてしまっていたようです。片頭痛の患者さんも含め、頭痛の患者さんたちには結構診察時間をとって「体を触る」以外のコンサルテーションに徹しているといえます。

2004.02.23(月)

インフルエンザも先週にはようやく下火になりました。写真は、今シーズン陽性を示した検出キットを集めたものです(これで約1/3程度でしょうか)。結論として今シーズンのインフルエンザは、(1)A型のみだった、(2)ワクチンを接種された人からの発症は大変少なかった、(3)高年齢の人からの感染も少なかった、(4)適切な抗生物質を併用しないと咳が長引く症例がみられた、などが特徴だったようです。何はともあれSARS騒ぎで数多くのビジネスマンやOLの方々が会社で集団接種を受けられたことが感染の蔓延を防いだように思います。ちなみに院長が校医をしている小学校では、学級閉鎖もなく発症数は10人に届きませんでした。

一難去ってまた一難。昨22日はとても良い天気でしたが、結構屋外では花粉を感じました。そう思っていたら、本日はアレルギー性鼻炎の患者さんが「症状が出ました」と数多く来院されました。確かに例年より毎日のつらさは少ないものの、こうした特定の日には症状がどっと出現するようです。あまりマスコミ情報に惑わされず、症状を感じたらスグにご相談下さい。

2004.02.20(金)

18日に、かつて日本医科大学第二内科の生理研究室で一緒に仕事をしていた村松宏美・Ann Mckeeご夫妻と会食しました。お二人は現在フィラデルフィアのペンシルバニア大学脳神経外科・Welch教授の研究室でお仕事を続けておられます。お子さんの「Masa」君もずいぶん大きくなりました。院長は研究を離れてかなりの時間が経ちましたが、こうして昔一緒に研究していた方々が第一線で頑張っておられるのはとても頼もしく思われます。

本日、20,000アクセスを達成しました。ご愛読ありがとうございます。これからも頑張ります。

2004.02.17(火)

先ほどまで江戸川区医師会の夜間急病診療所の準夜勤をしてきました(ですから、本当の日付は2月18日なのですが、ネタが17日なので....)。さしものインフルエンザも江戸川区では収束したようで、ほとんど症例がありませんでした。当院の外来でも、昨日・本日と「疑わしい症例」にはしっかりインフルエンザ抗原反応の検査を行いましたが、一例も陽性が見られませんでした。SARSは結局今シーズンのインフルエンザ流行と重なることなく、世間の耳目は高病原性鳥インフルエンザ(これはなかなかローマ字略称が出てきませんね)に移ってしまいました。こうした新しい感染症が日本にこれからも忍び込まないよう、これからも祈るばかりです。

銀座みやび歯科のネット接続が途絶えたままになっています。先日約半日かけてあの手この手で修復を試みましたが、ADSLモデム内蔵のルータからの「物理層接続」はできるものの肝心のプロバイダへつながりません。これではタイムレコーダが作動しないため、ちょっとした下準備を行い、仕入れも済ませ、明日再度銀座に持ち込んで接続に再挑戦です。リジチョーは一昨日は経理課長だった(給料計算にほぼ半日!)のですが、明日は電気屋さんです(それが天職、との声が聞こえるような、聞こえないような......)。ところで、小岩ではネット接続が三重に確保されており、どれかが不通でも簡単な切替で「つなげなくなることはない」ようになっています。ただ、(自分のいない)銀座にまでこのようにマニアックなフェイルセーフを導入するのはいかがなもんでしょうか(悩むリジチョー)。

2004.02.15(日)

2週間も更新をさぼってしまいました。心機一転、また頑張らねば。

カラカラ天気が続き、まだ当院周辺ではインフルエンザが流行中です。東京都心部ではもうそろそろ収まりかけているというのに。また、ウィルス性胃腸炎も熱が出るタイプが流行っており、いきおい鑑別のための抗原検査が必要となり、結構大変です。さらに輪をかけるように、アレルギー性鼻炎の方々がのどの炎症を生じて熱まで出される場合もあります。昨夜、江戸川区医師会前を夜9時頃通ったところ、会館前の駐車場がとても混み合っていました。結構準夜が繁盛していたようです。ところで、明後日(火曜日)の準夜は当番となっています。忘れてふらっと出かけないようにしないと(このごろ夜の約束をすっかり忘れる事が増えています。あぶないなあ)。

2004.01.31(土)

護国寺で新 城之介先生の教室葬(日本医科大学第二内科学教室+同同窓会の合同葬)が営まれました。関連学会の錚々たる方々を始め、医局先輩などの普段お目にかかれなかった方々もみえておられました。

先ほど、今月分の診療報酬請求明細書(レセプト)の打ち出しと点検を終えました。昨年ほどではありませんが、忙しい1月でした。

江戸川区医師会内科系臨床研究会のページを整備しました。ぜひご覧下さい。

2004.01.24(土)

 ←:第二内科新年会における新先生

22日に、先々代日本医科大学第二内科主任教授:新 城之介先生が亡くなられました。小生が入局時はちょうど主任教授から引退されたばかりで、特任教授として大学病院の外来をなさっておられ、新米医局員としてベシュライバー(カルテ記入係)を仰せつかっていました。昨年末に開かれた「新先生を囲む会」でも目の前にした卒寿を楽しみにしておられ、本年17日に催された医局同窓会の新年会でもお元気だっただけに、本当に残念です。ご冥福をお祈りいたします。

インフルエンザが当院周辺でもピークを迎えようとしています。受付や院内ディスプレイでも呼びかけてはいるのですが、熱があってもすっと待合室で待たれてしまう「疑い症例」の患者さんたちがおられます。どうか、有熱で来院された方は受付でお申し出下さい。

アレルギー性鼻炎で「そろそろ症状がでてきた」「いつもの予防内服を始めたい」という患者さんたちも今週になり目立ってきました。予報によると今年の花粉の飛散は例年より少なそうですが、予防内服は普通に開始した方が良さそうです。シーズンに入ってからは状況に合わせて服薬を加減するようにお勧めしております。

2004.01.17(土)

城東脳神経外科懇話会に出席しました。今回の当番幹事は東京都江東高齢者医療センター脳神経外科・屋田修先生でした。いつも他の施設の講演を聞いているばかりなので、少しお門違いかとは思いましたが、初期のアルツハイマー病に対するアリセプト(塩酸ドネペジル)の効果について話させていただきました。幸いにも、いくつかディスカッションがありました。また、今回は他施設から脳虚血を呈した症例も2つの施設から提示があり、コメントさせていただきました。まとめ役たる東部地域病院脳神経外科・伊藤先生と幹事の屋田先生からは脊髄病変の提示がありました。こうした会が同じ地域の神経内科同士でもあるとよいのですが。

その後、日本医科大学第二内科同窓会新年会にも出席してきました。今年こそは、千駄木でSCU(Stroke Care Unit:脳卒中救急センター)が実現するとのことです。

2004.01.08(木)

ひとつ、イベントが終わりました。ああ、疲れた。でも、ホントにご苦労さまでした。

2004.01.06(火)

昨年暮れにカゼでかなり混み合っていたため、年始もまた同様かと心配していましたが、5日と本日の両日とも、落ち着いた滑り出しでホッとしています。このまま、インフルエンザも流行せずSARSも入ってこないといいのですが。

2004.01.04(日)

あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

明日より通常診療に戻ります。はたして年末に流行っていたカゼがどのようになっているでしょうか。当方、自分のカゼは休みの間にちゃんと直しました。年賀状も来シーズン暮れにすぐラベルを打ち出せるようにすっかり対策を施しました。お正月休み?年賀状返信と住所録整備のためのほとんどマックに向き合っていました。


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