医療法人社団 茜遥会

目々澤醫院 Daily News & Comments

 

バックナンバー

Aug/Sept. 2002

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2002.09.27(金)

講演される工藤教授。すみません、ピンボケになってしまいました。

江戸川区医師会学術部主催の講演会があり、日本医科大学第四内科主任教授の工藤翔二先生から「睡眠時無呼吸と持続陽圧呼吸療法」についてうかがいました。睡眠時無呼吸症候群(Sleep apnea syndrome, SAS)は、男性4/100人、女性2/100人もの有病率があり、閉塞型(扁桃肥大や小額症によるもの)・中枢型(脳卒中・脳炎などの脳障害に由来するもの)の二通りが存在し(両者の割合10:1)、睡眠ポリグラフなどの検査で診断がつけば、在宅持続陽圧呼吸療法が有用な治療法である、という内容でした。確かに小児の慢性副鼻腔炎を合併した扁桃・アデノイド腫大のケースなどは手術療法しか選択できませんでしたが、成人以降の「いびきが大きく」「目が醒めても爽快感が得られない」「特に扁桃腫大のない」ケースなどにはこうしたルートの診断・治療を選択肢の中に入れなければならない時代であることが痛感されました。

上記のリンクの中に眠気度チェックがあります。ぜひ一度お試し下さい。

しかし、こんな立派なページを他科でアップされていると、第二内科も重い腰を上げざるを得ないですね。五十嵐先生、頑張ってください。

科学雑誌、「Newton」が主催する医療サイト、「Newton Doctor」のグランドオープンが間近です。当院も「神経内科」のエリアに登録いたしました。

2002.09.26(木)

獨協医大同窓会東京支部会が11月16日(土)に新高輪プリンスホテルにて18:30より開催されます。もし都内の獨協医大卒業生で案内状が届いておられない方は高石先生矢田貝先生までメールを入れましょう。たしか日本医科大学第二内科にも獨協医大出身の新人がいたはず。

獨協医大医動物学の名誉教授、山本久先生が9月19日にご逝去されたというニュースが入りました。在学中は実習も試験も大変厳しくて、先生がらみのことはすべて「苦しい想い出」だけでしたが、卒業してみるとみな「懐かしく、楽しい想い出」になってしまっています。また、日本医科大学で寄生虫を数年教える立場になって獨協時代のノートが役立ったのも事実です。ご冥福をお祈りいたします。

カゼ、流行ってます。鼻炎型のため、ネブライザ適応の患者さんが多く、スタッフがうなっていました。

2002.09.25(水)

今夜は江戸川区医師会の内科系臨床研究会で、東京大学医学部附属病院検査部・血液内科の米山彰子先生の「血算からつかむ診断の手がかり」と題した講演を聞いてきました。再認識したポイントを二つ。(1)喫煙でも白血球数が13,000〜14,000まで増加することがある。白血病との鑑別にはNAPスコアやBCR-ableが用いられる。(2)熱発・リンパ腺腫大・リンパ球増加がみられた時、伝染性単核症・サイトメガロウィルス感染症の他、HIVの初期感染も疑うべき。鑑別には抗体検査の他、細胞表面マーカー検査が用いられる。......ためになりました。

2002.09.23(月)

鼻炎を主とするカゼがはやり始めています。連休明けで、レジャー疲れも重なっているようですが、家族内での感染にもご注意下さい。

明日で第3期目の法人決算にケリがつきそうです。関係者の皆様、ありがとうございました。とすると、次は法人税の支払いです。ううううう。

2002.09.22(日)

せっかくの連休なので、この夏愛子さまも訪れたという那須にある沼原(ぬまっぱら)湿原の散策にでかけ、そのあとで北温泉へ行ってきました(どちらも公式もしくはそれに準じるサイトがないため写真のよいリンクとしました)。弱アルカリ泉ですが、ほんのわずかのピリピリ感などを感じ、カミさんとふたりで「これは、ミニ玉川温泉(秋田県、実はこちらは強酸性)だね」と言い合いました。ここのメインは天狗の湯で、混浴となっており、子宝を授かるよう願をかけた絵馬がいくつもかかっていました。ピリピリ感は新しい河原の湯(露天風呂、男女別)の方が強かったような気がします。そのあと、いきつけの仁王尊(鬼怒川)へ山越えしました。こちらは「入っているとヌルヌル・つるつる、出るとホカホカ」で、カミさんのお気に入りとなっています。

 

2002.09.20(金)

江戸川区医師会の「平成14年度診療報酬点数改正に伴う説明会」に出席してきました。今回の改正のメインは、開業医にとっては老人外来総合診療(いわゆるマルメ、診療内容にかかわらず月2回750点が請求できる)がなくなることなのですが、患者さんの側から見れば(1)本年9月30日までに70歳になっていないと5年後に75歳を迎えるまで老人保健の対象になれない、(2)ひとつの医療機関に対し老人が何回も通院した場合これまでは1回850円×5回の自己負担どまりだったのがこれからは毎回の点数の1割(限られた方のみ2割)が自己負担になる、などが注目点です。保険証は変わらないものの、老人医療証などは新しいものとなり、中には2枚目の受給者証まで必要な人も出てきてしまいます。システムが落ち着くまではかなり混乱が出そうです。

最近、PCがらみの愚痴が多くなっていたため、ちょっと嫌気がさしていました。そこで、それらをまとめてこちらも「ちょくちょく更新」モードにしてしまったら良いのではないかと考え、一気に引っ越しさせてしまいました。もしご興味をお持ちの方はどうぞ一緒にご覧下さい

2002.09.18(水)

「子供たちの心と体の健康づくり」と題した講演を中小岩小学校の教職員・PTAの方々の前でお話ししてきました。ちょっとカタすぎたかなー。

WXIII」(廃棄物13号、パトレイバー劇場版3)が、スカイパーフェクTVでかかっていました。前作の劇場版2と比べてもさらに暗く、重い一作でした。一緒のpayで視聴できる、「ミニパト」はマニアックですが結構楽しめました。しかし、ハゼの開き(というよりクサヤ)ってのはどんなもんだか(見てないとわからないネタでゴメンナサイ)。

Web CG(自動車雑誌Car Graphicのサイト)へのアクセスが出来なくなって3日になります。いったいどうしたのでしょうか。

2002.09.17(火)

休み明けの上、急に冷え込んだためか、カゼの患者さんがたくさん来院されました。ちなみに、ウチの娘その1も試験中だというのにカゼひきでうなっていました。

2002.09.14(土)

昨晩は江戸川区医師会の夜間急病診療所の準夜勤でした。今のところ、カゼも下火で、なによりです。明日、明後日まで休日ですので、すこしゆっくりとしたいところですが、そうか、15日締めで給料計算をせにゃならんかった!うっかり忘れるところでした。

2002.09.08(日)

ホテルグランドパレス(九段下)で行われた「オステオポローシスアカデミー:主催萬有製薬(株)」に参加してきました。教育的セッションが3つあり、足りない知識の確認と疑問の解消に役立ちました。閉経後の女性に現れる骨粗鬆症によって生じる円背(ねこぜ)は、放っておくと生命予後も悪くすることは以前より知っていましたが、骨密度の判定についても「年齢相応」のレベルにあるだけでは不十分なことがわかり、以前に増して患者さんへの教育と治療の徹底が望まれることが痛感されました。

会場で、以前中野にある校正病院内科でご一緒していた、韋 晴明 (イ セイメイ)先生とお目にかかりました。先生は現在中野で「セイメイ内科」を開業しておられます。そこで、ツーショットを一枚。

院長のいとこに当たる、川崎憲昭さんが船橋の中山競馬場近くに特定郵便局を開きました。こちらもちょっとだけ別ページでお披露目

2002.09.07(土)

山の上ホテル(神田駿河台)で開かれた「ARB学術講演会:主催ノバルティスファーマ(株)」に参加してきました。特別講演はARB登場以来売れっ子となった愛媛大学の堀内正嗣先生でした。そうか、ARB(アンギオテンシン変換酵素阻害剤:高血圧症に適応)は心血管系保護作用だけでなく脳保護作用もあるのか。

じんま疹・秋のアレルギー性鼻炎などのアレルギー性疾患の患者さんがなんとなく多くなっているようです。

2002.09.06(金)

久しぶりの雨です。ところで、来週13日は、当院は休診いたします。どうぞご了承下さい。

2002.09.04(水)

新しいCTの、保健所の検査が終了しました。これでひと騒動はようやく終わりました。どんどん稼働させなければ。

2002.09.02(月)

めまいの患者さんがこの1ヶ月、普段より数多く見られます。暑さのせいでしょうか。

一昨日の医師の意見書作成ソフト「江戸川区版」(正式にはそう呼ぶそうです)が「正常にインストールできない」トラブルがあり、「インストールしないように」とのお知らせが医師会経由で江戸川区より通達されました。(1)いったん汎用のver1.5をインストールしてから(2)江戸川区版のver1.5.3にアップグレードする、なんてどこの誰でもができるわけではありません。さて、「いきなり江戸川区版のver1.5.3をインストールする」ふうに改めるんでしょうか?本来の「医見書」バージョンが1.6に上がっているのに。それより、Mac版を!(また電話しちゃうぞ)これも、デジタルデバイドの一つだ!

2002.08.31(土)

きょうは不思議なことに尿管結石の患者さんが3人も見えられました。いったいどうしたことでしょう。とりあえず痛みは減らしてご帰宅いただきましたが、そのままうまくおさまるといいのですが。ちなみに、この病気の専門は泌尿器科です。

以前7月2日と30日にご報告した、江戸川区スペシャルの医師の意見書作成ソフト「医見書」が医師会より配布されました。バージョンは「医見書」としては1.5.3です。このオリジナルたるバージョン1.5にはMac版も同梱されているのですが、なんと江戸川区スペシャルはWindows版のみ(おおもとは融通の利かないMicrosoft Accessです)となっているではありませんか!Mac版のデータは取り込めない状態です。片手落ちは困ったもんだ。

2002.08.30(金)

夏休みが終わり、日医北総病院で午前中の外来を済ませてから目々澤醫院の午後の外来を始めました。久しぶりでお薬の切れてしまっていた患者さんもおられました。ご迷惑をおかけいたしました。充分に充電してきたので、また頑張りまっす。

2002.08.23(金)

CTも昨日より無事に稼働を始めました。以前よりも明瞭な画像が得られ、現状ではまずまずのレベルに達しました。このため、来月より木曜のみだった検査日を第3土曜日も追加し、患者さんたちの便宜を図ることにしました。また、この新CTを用いた、ちょっとした「Quick Check」を企画しようと考えています。詳細が決まったらお知らせいたします。

今月分のお給料などの支払い手続きをすませました。これで、気楽になって夏休み後半を過ごせます。

2002.08.14(水)

CTの搬入・設置は無事終了し、いよいよ線量測定や取扱説明などの細かい作業を残すだけとなりました。また、本来はDICOMデータの取り出しが出来ないはずの機体ですが、(無理を言って)イーサボードの取り付けをしていただき、診察室のクライアント機から画像をのぞけるようになりそうです。ところが、出力のインタフェースがAUI(いわゆる10Bese-5)のため、通常のRJ-45(いわゆる10Base-T)へ変換するためのアダプター(MAU)を自力で調達しなければなりませんでした。さいわい、本日午前中に秋葉原でMAUを調達できたため、午後には余っていたハブを活用してケーブルを配線して、院内のネットワークにつなぐことが出来ました。あとはきちんとネットワーク上で認識されれば「大成功!」なのですが。

さすがに、お盆の都内はクルマの流れもスムーズでした。平井大橋の首都高乗り口だけは長蛇の列ができていましたが。スタッフのうち何人かはお里帰りとのことです。みんな、気をつけて!

2002.08.11(日)

久しぶりに映画館へ行きました。H.G.ウェルズ原作の「タイムマシン」です。監督が原作者の曾孫さんで、壮大なB級映画でしたが、主人公がタイムトラベルする瞬間のSFXだけは見応えがありました。この中で登場するヴィクトリア調のタイムマシンですが、「Back to the future」や「ドラえもん」のそれとは異なり、位置・空間移動はせず、じっと1箇所で自身が発する光の繭の中で時間を超えてゆきます。本編内で「主人公が去ったあとの場所には何も残っていない」描写があるのですが、この方法での時間移動だと、実は「光の繭の中でじっと動かない主人公」が「ずっと存在するのが周りから見える」のではないかと思うのですが.....。まあ、これではお話が進まないと思います。

そののち、坂東流の「第1回若竹会」(浅草公会堂)におじゃましてきました。家元三津五郎先生と玉三郎さんの「羽衣」にはかなりうちのめされました。たった2日間の公演だけ、というのが惜しまれるほどの名舞台でした。また、三津之助さんの「どんつく」は見事な職人芸でした。

現在、当院ではCTの機種変更が進行中です。いままで検査室内のゴタゴタをいじれずにいたため、メーカーの方々にご迷惑をかけておりましたが、本日自分で出来る範囲内で整理をしました。これで少しはまともになってきたはずです。ゴミ袋4つと、段ボール箱5箱解体がでました。

2002.08.05(月)

元日本神経学会理事長の柳澤信夫先生が書かれた「ふるえの病気:本態性振戦ハンドブック」が刊行されました。この中で、当院も「ふるえを診断できる病院・医院」として紹介されています。

書きためていたMedPressの原稿をようやくカタチにいたしました。Vol.6は「50歳以降のダイエット」Vol.7は「どんな「ボケ」があぶないか」です。ご一読下さい。

2002.08.03(土)

第10回城東脳神経外科懇話会に出席してきました。今回の当番施設は伊藤昌徳先生の東部地域病院です。慈恵医科大学青戸病院、葛西循環器脳神経外科病院のほか、今回から東京女子医科大学附属第2病院も加わり、だんだん充実してきました。今回は、偶然にも脳動脈瘤の症例が集まってしまいましたが、血管内手術やアプローチの難しい症例などで、門外漢の僕にも面白い内容でした。今回は、参加5回目で初めて片頭痛の症例集計報告をさせていただきました。

懇話会のあとの納涼会の後、江戸川区医師会の夜間急病診療所の準夜のお仕事を済ませてきました。急性心筋梗塞を1例、救急搬出しました。都立墨東病院の循環器科当直の先生がこころよく受け入れてくださいました。感謝!

2002.08.02(金)

昨夜と本日午後の落雷に伴う停電には参りました。使用中のコンピュータはともかく、ブロードバンドルータまでいかれてしまい、ネットとの接続設定が真っ白になってしまいました。したがって、ネットでつながる銀座との間はぶち切れてしまい、復旧が難儀でした。また、みやび歯科のタイムレコーダにしてあるiBookも(なぜか)バッテリがやられ、起動不可能になっていました。ほかの機器は再設定などで何とかなりましたが、このバッテリだけは部品を調達しないと復活不可能のようです(じつは、バッテリまでのマザーボードの回路がやられていたりして........恐!)。とはいえ、停電すると診療にならない現代の診療所もナサケナイ!

それはそうと、こんなところもやられていたのか。実は、某病院の2台あるCTも1台が昨夜の落雷で動かなくなっていたのです。ウチのルータぐらい、ものの数でもなかったんでしょう。あなおそろしや、カミナリ様。


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